[2004.09.10]
  否定すること


 ▼iTunes Japan hits 'inadequate DRM' hurdle(The Register)【英語】
  http://www.theregister.co.uk/2004/09/08/apple_itunes_japan_hitch/


 すべてを否定せよ。間違いをひしと認めよ。そこになにも恥はない。それが,正しいあしたを作る,唯一の方法だ。自分を否定できる者こそが,あしたを作れる。

quote:朝日新聞の記事によると,日本のレコード会社はiTunes ミュージックストア(iTMS)のフェアプレイと呼ばれるデジタル権利管理(DRM)は不適切であるとし,楽曲の提供を拒否している。既存の日本のデジタル楽曲販売はCDへの書き込みを許可しておらず,最低でも1曲200円となっていて米国のiTMSの1曲108円よりも高い。レコード会社は朝日新聞の取材に対し,200円以下ではCD販売に影響するとしている。が,アップル社のマーケティングチーフである前刀禎明氏は,iPodが売れている影響力は大きく,レコード会社は流れに逆らうことはできないと述べている。

 もう飽きたわこんな話を聞くんは,とみんな思っているだろう。今年の上半期に始めたいと去年は云うとったのに,上半期が終わったどころかもう9月。アップルジャパンも動いてはいるんだろうけど,結局憶測話しか伝わってこない。ロキシオもそうなんだろうけど,もう話になりませんドツボですと云う現状なんだろう。いますぐ始まったとしても,フェアプレイよりも厳しいDRM,1曲200円以上と云うそらiTMSとちゃうでしょというものになるんだろう。まったく,くだらない毎日を続けているものだ。

 人は常に,自分を否定して生きていくものである。きのうと同じ自分で満足する人間に,あしたまで生きている必要はない。どういうカタチであれ,きのう以上になるべきであり,そのためには,きのうのすべてを否定することもおそれてはいけない。絶対正しいきのうはどこにもないが,絶対正しいあしたは必ずみつけられる。いままでをすべて否定しても,正しいあしたを構築することが唯一の歩む道である。それができぬものには,生きている資格はなく,いっそのこと,死んでもらった方がよい。いまの日本のレコード会社はその典型である。

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